〜ロリババア今昔物語〜

 

わたしは中学二年生でロリィタに目覚めてしまったが故に、数々の憂き目にあってきました。
ある日、数少ない友人(バンギャ)の家に遊びに行った際には
わたしのロリィタ姿に腰を抜かした友人の母から
「そんな恰好で家に来ないで」と言われたことすらありました。

また、中学三年生の頃にケラに載ったときには学年中の晒しものになったことも・・・

おそらくわたしがど田舎に住んでいたことも一因だったかと思うのですが、数々の迫害にあってきたわけです。


ところが、時代は流れ今となっては派手で奇抜のファッションも個性のひとつ
というか、
ひとつのクラスタと化しある程度、その存在を認められているではありませんか!


なんて生きやすい時代になったんだ!?

わたしはのちにロリィタからゴシックへと華麗なる転身を遂げたわけですが、
大学(身バレ覚悟で言えば名古屋のお嬢様学校)ではコンサバブーム。
わたしはいよいよ迫害を受け、
いじめられることはなかったのですが、お昼ご飯は常にひとりでカロリーメイトを齧っていました・・・


でも、当時はゴシックとはライフスタイルと決め込んでいたため、それを貫き通学しておりました。
参考に画像を貼っておきますね。
ちなみにバイトはマネキンとドラッグストアーのレジ打ちをしておりました。

あれ?この写真あまりゴシックじゃないな・・・




今思えば、青臭く黒歴史のような十代ですが、それはそれで楽しかったです。

当時はゴシックやロリィタ人口も少なかったが故に結束力もありましたし、
文通をしてみたり、バンドを組んでみたりもしました。

今は気軽にいろんなひとと繋がれてしまう時代なので、
逆に人間関係が希薄で面白みが少ないともいえるのかもしれませんね。




〜中年体型〜

 

編集長であるわたくしは世間で言えば痩せ型と言えるでしょう。
別に自慢ではありません。

何故ならば、血のにじむような努力をしているからです。
これだけ我慢すれば現在のBMIの数値は妥当だと思うからです。

しかしながら、身体を動かすことが大嫌いなわたくしは食事を減らしたり、
ローカロリーと書かれた添加物まみれの食べ物を摂取し日々、暮らしています。

ですが、先日、親しい男友達から

「ちゃんかさも下腹が出て来たなァ」

と、言われてしまいました!!!!

ええええ、嘘やろ!!いつものディスりやろ!!深い意味ないやろ!!

と、詰め寄りましたが、どうやら冗談ではない模様。
数字主義者のわたくしですが、思い切って家にある唯一の全身鏡でくまなく自分の肉体を観察しました。



はい。

ええ、そうですね。

なんというか、冗談ではありませんでした。
上半身は今まで通りでした。問題は下半身です。
男友達が指摘したように、下腹部にふんわりと、脂肪がついているではありませんか!!

嘘やろ・・・このわたくしが・・・

しばらく現実を受け止められずダイエットコーラを一気飲みしたり、
ネイルを塗ってみたりしましたが、現実は変わりません。

これが、中年太りというやつか!!!!(吐血)

どれだけ食事を減らしても、肉体は重力には逆らえません。

こ、これは大嫌いな運動を本気でやらなければ・・・

考えるだけで憂鬱です。だって、寒いだけで暗澹たる気分になるのに、更に身体を動かして苦しい思いをするなんて拷問です。


あ〜〜〜でも、その拷問に耐えなければわたくしも中年のおばちゃんになってしまう。

まだ結婚だってしていないのに!

勿論、出産だってしていないのに、中年のおばさん!?
許しがたい現実です。
わたしは誓いました。一日、三十分は運動しよう、と。

しかし、前途多難。

本屋で買った五百円の筋トレ本の運動を試したところ、スクワットの途中で膝の古傷(大昔に膝の軟骨が割れた)が痛むではありませんか・・・
頭がくらくらしますが、来月号が出る頃にはスリムでドヤ顔のわたくしに会えるでしょう。





〜おわり〜

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